資格試験組の就活ノウハウ
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先日、7月5日に平成27年度司法書士試験が終了しました。今年の試験では不動産登記法では相続と根抵当権について問われました。商業登記法では株式交換について出題されましたね。既に各予備校では答案の速報が発表されているので、もう確認されている方がほとんどでしょう。記述はさておき、択一試験ではある程度自分の点数がわかるので、合格発表まで期待できる方もいればもう結果が見えてしまっている人もいるでしょう。

今回は、不合格になってしまった方へのメッセージをお届けします。当然、今後の進路について考えなければなりません。その際に考慮すべきこと、考えるべきことを3つ、原点回帰・現状把握・市場調査という3つの視点でお伝えします。

なぜその資格を目指していたのか再考する(原点回帰)

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皆さんはなぜ資格を目指そうと思ったのですか?
◆専門的知識を身につけて役に立てる仕事に就きたかった
◆将来的に独立開業したい
◆資格に合格することで自分自身に自信をつけたかった
◆なんとなく周りが目指していたから
など、人によって様々でしょう。

400mハードラーの為末大さんは、小学生の時にカールルイスの走りを見て自分もオリンピックの舞台に立ちたいと思うようになったそうです。以前お会いした時に、なぜ4年間に1度の大きな大会を継続して目指すことができたのか聞いたところ、嬉しそうにyoutube動画を見せてくださいました。選手の時には何度もその動画を見返したそうです。

即ち、なぜその資格を目指すようになったのか?が勉強を継続するには必要になります。みなさんはそれについて明確に応えられますか?

実はこの解答、あまり話せない方が多いのです。試験を終えてから振り返ってみると、周りが資格試験を目指す人が多かったからとか、両親が公務員でなんとなく目指すようになったとか。今まで当たり前のように勉強をしていた人も、一度立ち止まって考えてみると、あれ?となることが多いです。

またもう一年資格の勉強に費やすのは、20代で社会人経験がない方にはもったいないです。きちんと自分が何をしたいのか、何を目標に1年過ごすのか、資格を取得した後に何を実現したいのか、明確にしてから来年度の計画を立てましょう。

来年の合格を目指す際のリスクを知る(現状把握)

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以前、年齢に伴うリスクについてお伝えしました。

Q. 就活に年齢制限はあるの?資格から民間企業に切り替えのタイミングは?

先日の記事でもお伝えした通り、25歳、27歳、30歳のタイミングで求人の数は大きく減ります。大学を卒業したばかりの22歳であれば、来年も受験しても良いかもしれません。ただし、その年齢を超えている方は、来年も落ちた場合はどうしよう?とリスクを想定して次の行動に移すべきです。

以前ご登録があった方は司法書士試験を3回受験し、諦めて民間企業に切り替えました。そのきっかけは司法書士の先生からの一言だったそうです。彼は3回不合格となり25歳、しかしながら3年続けてきた試験に未練もあり、うまく就職活動に切り替えることができませんでした。その結果、司法書士事務所も視野に入れて活動をしており、ある事務所での面接で以下のことを言われたそうです。

「君、良い子だから諦めなさい」

どういう意味でしょうか?そう思った彼は、更に理由を聞いてみました。

「君みたいに試験不合格になって、事務所で補助者やりながら受験している人はたくさんいるし、面接受けに来る子はたくさんいる。でもね、全員不合格になってる。仕事しながら勉強することってらくじゃないから、むしろ点数が下がってしまう人の方が圧倒的に多いよ。今は25歳だから良いかもしれないけど、補助者はそんなに何年も長期的な採用は考えていないから、1年〜2年くらいしたらまた別の事務所にいかなければならなくなって、そのうち自分の年下の司法書士の先生にぺこぺこ頭下げないといけなくなる。30歳になったら企業に勤めることもできなくなる。そういう人、この業界にはたくさんいる。君は良い子だから、そうなってほしくない」

厳しい意見ですが、これが「25歳・既卒・不合格者」の現状です。もちろん年齢や試験の結果によっても現状は異なるでしょう。ただし、その現状を知った上で次の選択肢を考えることは非常に重要です。

自分の目標を実現できる別の道はないか調査する(市場調査)

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先ほど、資格を目指すようになったきっかけについて問いました。明確に応えられたでしょうか。では応えられた方に再度問いましょう。


その目標を実現するためには本当に資格試験に合格する必要があるのですか?

例えば、公認会計士が不合格だとしても、未経験からエントリー可能な経理職の求人もあります。司法試験が不合格でもエントリー可能な法務の求人もあります。人助けをしたいのであれば、弁護士じゃなくても企業に勤めて働けば人助けになるのではないですか?そのように自分の視野を少し広げて考えてみましょう。

資格試験を目指している方は、資格試験に合格しなければ次の道に進めないと思っている方が多いです。しかしながら、社会に目を向ければ他の選択肢も存在しています。もっと言えば、資格試験に合格したからといってその職に就く義務もないんです。試験が終わった今だからこそ、少し冷静になって他の選択肢を見てみたらいかがでしょうか。

まとめ


・資格試験を目指した理由をもう一度思い出してみる
・今自分が置かれている社会的立場を理解する
・資格試験に合格する以外の選択肢を考えてみる

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