
資格を取得することで安定的に高収入を得られるというイメージがありますが、実際はどうなのでしょう。厚生労働省「賃金構造基本統計調査」による平成25年の資格別平均年収を見てみましょう。下記の結果となっています。
平成25年 資格別平均年収ランキング
順位 | 資格 | 年収 |
1位 | 弁護士 | 1,189万円 |
2位 | 医師 | 1,072万円 |
3位 | 公認会計士 | 817万円 |
3位 | 税理士 | 817万円 |
5位 | 一級建築士 | 677万円 |
6位 | 歯科医師 | 621万円 |
7位 | 不動産鑑定士 | 566万円 |
8位 | 獣医師 | 554万円 |
9位 | 薬剤師 | 533万円 |
10位 | 技術士 | 532万円 |
※母体数が異なりますので、実情は異なることがあります。あくまで参考程度にご覧下さい。
こう見ると弁護士や公認会計士の年収は高いですね。この年収を時給別に換算すると下記のようになります。
平成25年 資格別時給ランキング
順位 | 資格 | 時給 |
1位 | 医師 | 4,844円 |
2位 | 弁護士 | 4,596万円 |
3位 | 公認会計士 | 3,195円 |
3位 | 税理士 | 3,195円 |
5位 | 歯科医師 | 3,144円 |
6位 | 一級建築士 | 2,409円 |
7位 | 不動産鑑定士 | 2,383円 |
8位 | 獣医師 | 2,242円 |
9位 | 社会保険労務士 | 2,234円 |
10位 | 薬剤師 | 2,130円 |
大きな変動はありませんが、1位と2位が入れ替わっていますね。また傾向としては、下位の資格ほど昨年と比較し変動はありませんが、弁護士・公認会計士・税理士の平均年収及び平均時給は上昇傾向にあります。一方で医師の平均年収・平均時給は下降傾向にあります。
公務員の平均年収は上記に記載がありませんが、平均年収は約632万円ほどです。上記の表ですと6位にランクインするので比較的高いことがわかります。しかしながら公務員の場合は年功序列の色が強く、初任給は安く昇給はゆっくりとしていきます。頑張り次第で給料が一気に上がる給与形態ではないため、頑張りに応じて給料を貰えることがモチベーションに繋がる方は不向きかもしれませんね。