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こんにちは。Asamiです。
司法書士のお仕事紹介ということで、前回は司法書士の仕事内容について
書きました。
今回は、
司法書士の仕事②~司法書士試験に合格!資格をとってどう生きる?~
について書かせていただきます。
私にとって、シリーズ二回目が一番酷な話です・・・
だって合格していないんですから!!
(ということで、
司法書士合格後の就職状況や実務に関しては、正直わからないことが多いので、
今回司法書士講座の講師を務めている松本雅典さんの記事を引用しています。)
私が資格試験を目指した理由は、
【資格を取れば食いっぱぐれない】と思ったからです。
しかし、本当に資格を取れば食いっぱぐれないのか?
本当に一生安泰??
まず、司法書士試験合格後の進路について
1. 司法書士事務所に就職
2. 司法書士事務所を開業
3. 合格前と変化なし
4. 予備試験受験・法科大学院に進学
5. 企業の法務部に就職
6. 予備校講師
※下に行くほど選ぶ人が少なくなります。
司法書士の資格を取り、司法書士事務所にまずは就職し、実務経験を積んで、
その後開業することを目指される方が多いのではないでしょうか。
■まず、司法書士事務所への就職状況について。
就職状況は「全国一律、年齢に関わりなく同じ」ということはありませんので、
地域や年齢に分けて考える必要があります。
◎地域について
都市部と地方を比べると、就職は都市部の方がかなり有利です。
都市部は司法書士事務所の数が多く、それに応じて地方よりも求人の数が多くなります。
地方ですと、就職先の事務所が見つからずすぐに開業するという方が都市部よりも多くなります。
◎年齢について
若い人の方が有利であることは、間違いありません。
理由としては、「若い人の方が、柔軟性があると思われる」
「事務所の所長である先生が30代や40代であることも多いため、自分よりも若い人の方が使いやすい」などということが挙げられます。
しかし、年齢による壁は、一般的な企業よりはかなり低くなります。
就職状況の実際としては、司法書士試験合格者が都市部で司法書士事務所での就職を考えたとき、
20代であれば採用してくれる事務所が見つからない、ということは少ないとのことです。
こうして考えてみると、合格すればその資格の仕事に関しては就職が強いといえます。
■司法書士事務所に就職した後、開業するには?
資格を取ってしまえば、就職先は見つかる!!
では、なぜ司法書士がいずれは開業を目指すのか?
それは勤務司法書士と開業司法書士のお給料の違いにあります。
司法書士事務所の初任給ですが、以下のように分かれます。
・東京の事務所、東京以外の大規模事務所 → 月収25~30万円
・それ以外 → 月収20万円
※すべての事務所がこの月収というわけではありません。
司法書士事務所のほとんどは10人以下の小規模事務所ですので、
上記の「それ以外」に該当する方が多くなると思います。
そうすると、月収20万円ですから、大卒の初任給程度です。
また、ボーナスは出ない事務所がほとんどです。
ボーナスが出る事務所も、大企業のように3~5か月分のボーナスが出るなどということは滅多になく、
1か月分しか出ないなどということがほとんどです。
そうすると、年収は以下のようになります。
・東京の事務所、東京以外の大規模事務所 → 年収300~360万円
・それ以外 → 年収240万円
※ボーナスはでないものとしています。
それでは、司法書士事務所の中でキャリアを積み、収入が上がっていくかという問題ですが、
一般企業のように年功序列で収入が上がっていくというシステムはありません。
数年で独立又は他の事務所に移る司法書士が多いため、
そのようなシステムが構築されないのだと思われます。
勤務司法書士でも、年収1000万円を超える方はわずかにいますが、
それは「自分で大きい仕事を取ってくる」「その人がいないと事務所が潰れる可能性がある」
というほどの人であり、一般的ではありません。
よって、高い年収を望むのであれば、通常は「開業」ということになります。
では、開業したらどれくらい稼げるのか?
残念ながら「開業司法書士の年収・月収がこれくらいである」と言うことができません。
勤務司法書士と異なり、かなり幅があり、
実際に、年収数千万円の司法書士もいれば、
司法書士業だけでは生活をしていけず司法書士業とは関係のないアルバイトをしている司法書士もいます。
つまり、開業して成功するかどうかは「人による」としか言えません。
これを言ってしまうと元も子もないかもしれませんが、事実です。
司法書士に合格し、司法書士事務所に就職しても
もらえるお給料は大卒の初任給程度。
そこから経験を積めば収入が上がるかといわれたら、それも見込めない状況。
勤務司法書士で稼げる人の条件は「自分で大きい仕事を取ってこれること」
では開業しようと考えても、稼げるか稼げないかは
「人による」
勤務司法書士、開業司法書士、どちらにも共通して言えるのは
結局「本人次第」ということです。
これって、資格とは関係ない就職活動と同じことだなぁと思ったのは私だけでしょうか。
司法書士について調べた際に、
「司法書士事務所向け 営業力強化セミナー」というセミナーが開催されていることを知りました。
資格さえ取れば、それだけで食べていける!生きていける!と思っていた私ですが
見事合格率3.5%の試験に合格したとしても、そこから先が、大変そうですね。
また、開業をして、相当のコネが最初からありどんどんご業績をのばしていけば
年収は3000万以上もらっているという方もいますが、
開業初年度というとだいたい平均で良くて400万程度といわれてます。
司法書士を取得する前に、ある程度コネクションを作っておくのとおかないのでは初年度の年収には相当差が出るようです。
コネがなくても、色々なところに顔を出して関係を作ることも大事だといわれています。
資格を持っていれば、仕事が舞い込んでくるのではなく
資格を持って仕事を取ってくる、というイメージです・・・
合格された方、頑張ってください!!
(決して僻みではありません!)
次回はとうとう最終回!
司法書士の仕事③~司法書士試験に不合格!今からでも就職できる?~
本日もお疲れ様でした!
【引用】執筆:松本雅典さん
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