資格試験組の就活体験談
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どうもこんにちは。
先日、人生初のラフティングに行って来ましたshotaroです。
何なんでしょう?首が痛いわ、肩が重い
それでも今日は月曜日。
頑張って行きましょう!

いつも就活とそんなに関係ないことばかり書いているので、
今日は就活について書いてみようと思います。
ワタクシもしっかりサポートしているんです、内定者を

本日は題名の通り、公務員(警察官)を2年間目指していた若者が、
全く毛色の違うネットワークエンジニアに就職したお話。
実名は出せないので、ここでは仮に「半沢さん」としましょう。
※先日の半沢直樹も良かったですね。同期の近藤が何か好きです。

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半沢さんは中央大学法学部政治学科で政治と法律の関連性を学んでいました。
何だか難しそうですよね。
しかし、この分野は領域が広すぎて、専門的とは決して言えません。
面接で「大学時代は何を勉強していたの?」と聞かれ、
「何って言われても、何か薄く広くなんでけど…」という状況に追い込まれてしまい、
面接がうまくいかないことも多かったようです。

この半沢さんも例に漏れず、文系なので営業職という固定概念から営業職としての
就職を考えていました。
しかし、面接で落ち続ける内に「何をやりたいのか?」「何でその会社なのか?」
ということを自問自答するようになりました。
そして最後に行き着いたのが、「人の役に立つ仕事がしたい!」だったのです。
そう考えた半沢さんは警察官になることを決めました。
一般企業への就職はここで完全に諦めました。
半沢さんが警察官になって何をやりたかったのかというと、
「少年課で非行少年・少女をサポートする」ことでした。
いじめの問題を自分が解決することで世の中の役に立てると考えたのです。
独学で公務員(警察官)を目指し、勉強を繰り返していました、半沢さん。
しかし、やはり独学での試験対策には限界があり、1年間就職浪人をするも、
結果が出ることなく、25歳既卒となってしまいました。

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就職浪人もして計4回公務員試験にチャレンジした半沢さんが第二新卒ナビに登録したのは、
8月の初旬でした。
第一印象は、「何だか自信がなくて、汗っかき」というものでした。
8月の新宿は暑くて、少し歩いただけで汗をかいてしまう、そんな季節でした。
簡単にカウンセリングをしていくと、「人の役に立ちたい」んだけど
「自分自身にも何か専門スキルを身に付けたい」ということでした。

この2つの条件を満たす求人は新卒であれば、数多くあり、1つに絞ることは難しい。
でも、全員が未経験スタートということで横一直線で勝負できる新卒とは異なり、
既卒(未就業)であれば、選択肢は限られています。
そもそも新卒が採用できている企業では、既卒(職歴なし)を採用しない。
採用していても、狭き門のため、書類選考が一向に通過しない。

さらに、「人の役に立ちたい」という思いが実現しやすい仕事は一見、
営業職であるという認識を持っている方が多いのですが、実は少し誤解があります。
営業の目的は「人と話す」ことではないのです。
あくまでも、「企業の利益ために自社の商品・サービスをもって顧客満足を実現する」ことなのです。
この前半の「企業の利益のため」という部分がくせ者です。
そのためには、もちろん顧客満足を100%考えることができない場合がほとんどです。
この状況を「人と話す」ことがやりたかったのに、「人を騙す」ために営業をやっているのではないと、
早期で離職してしまう元営業職の方は決して少なくはありません。
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半沢さんも「人と話したい」「人の役に立ちたい」という想いが先行してしまい、
営業に対して抱いているイメージが実像と噛み合っていない状況でした。
なので、まずは営業の役割を含め、メリットもデメリットもどちらも話しました。
その結果、半沢さんが本当にやりたい仕事はもっと「純粋に人の役に立てる仕事」となりました。
つまり、営業は少しイメージと違ったみたいです。
こんなケースは既卒、第二新卒の方と話しているとよくあります。
特に「文系出身=営業」という固定概念を持っている方にとって、
唯一のよりどころが「営業は人と話して役に立てる仕事」というイメージなのです。
専門的な知識、スキルが身に付くのは、理系出身者のみの特権みたいに感じているのです。
確かに、機械系の技術職ですと、理系、その中でも機電系の学科を卒業しなければ、
エントリーすらできないという状況はあります。

でも世の中には色々な仕事があります。
つまり、色々なタイプの人を求めているということです。
その中でも「人の役に純粋に立つ」ことができ、「専門スキルを身につける」ことができる
仕事もあります。
また、その仕事は一般の方からすると毎日使ってはいるけれど、
全く目立たないので、その存在すら知らないという仕事です。
ワタクシ自身もこの仕事をするまでは全く知らない仕事でした。
それは「ネットワークエンジニア」という仕事です。
そうです。今回の半沢さんが内定を獲得した仕事です。

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簡単に仕事内容を説明すると、大きく分けて2つあります。
それは、「ネットワーク障害の対応」「ネットワーク関連のお問合せ対応」です。

まずは「ネットワーク障害の対応」について、簡単に説明します。
ネットワーク環境は例えると、「点と線」なんですね。
何じゃそりゃ、と思うかもしれませんが、点がサーバやルータといった機器の類い、
線がその点を結ぶネットワーク回線(LANケーブル)なんです。
その点だか線だかに問題が発生するとその発生個所に応じた障害が発生します。
つまり、ネットワークのお医者さんのようなものです。
ということは、病人は出来るだけ早く治して欲しいと思っているので、
迅速かつ正確な対応が求められるということです。

そんなネットワークの障害に対応するために、こんな手順を踏みます。

①クライアントから障害の現状をヒアリング。(病状をできるだけ詳しく)

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②ヒアリングした情報から原因と該当範囲を推測。(病状に当てをつける)

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③原因と該当範囲から過去の事例(マニュアル)と照らし合わせる。(過去のカルテを参考にする)

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④マニュアルに記載されている手順で対応を進める。(療養のための薬を出す)
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⑤もし、マニュアルにない場合は複合的に過去の事例を参考に対応。(未知の病気もありますよね)

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⑥最後に障害対応済みの報告とその原因を報告。(最後に治療の説明をしましょう)

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と、まあ、こんな感じです。
この仕事には専門知識・スキルがもちろん必要ですが、それ以上にクライアントから現状を
迅速に、かつ、正確にヒアリングする必要があります。
もし、初期のヒアリングで情報がズレていれば、以後の対応が全て間違ったものになってしまいます。
テストの問題をちゃんと読まないと、検討違いの回答をしてしまうなんて経験はワタクシにもあります。
だから、この仕事は専門職でありながら、「コミュニケーション能力」を求められる仕事なのです。

ということは、技術系の仕事なのに、文系の十八番、「コミュニケーション能力」
求められるということです。
しかも、この仕事は「クライアントが困っていること」からスタートしますので、
間違いなく「純粋にクライアントのために」業務を行っています。
つまり、半沢さんの求めている条件を満たしているということです。

もちろん、今までITについて、ネットワークについて全くの素人である半沢さんが
内定を獲得するまでには独学での業界研究、企業研究、基礎知識の勉強が必須でした。
当初ははじめて耳にするネットワーク専門用語に対して心が折れそうになりながらも
面接で指摘され、面接対策でワタクシに指摘される内にエンジンがかかって来た半沢さん。
勉強ってそうだと思うんですけど、わかってくると何でも面白いと思うんです。
しかも、自分が勉強している分野が世の中に需要があって、これから将来的に自分の武器になると思えば、
中学、高校で頭ごなしにやりたくもない微分・積分や分子の構造を学ぶよりもよほど自分のためになります。

そして、半沢さんは一時期の中だるみ(面接前日に海でこんがり小麦色)もありましたが、
粘り強く、しっかり業界ニュースの勉強、面接回答の落とし込みを続けることで、
3週間の短期間で見事内定を獲得してくれました。
長いようで短い夏が終わりました。
半沢さんは10月からネットワークエンジニアとしての第一歩を歩み出します。
2ヵ月間の研修を乗り越え、配属されてからも客先での業務なので、
新しい環境に慣れるまで大変だと思います。
それでも、この夏のことを思い出して、キツい時は第二新卒ナビに来てもらえば、
いつでも新宿2丁目に飲みに行きましょう。
お姉さん(中身は女、外身は男)が優しく慰めてくれるはずです。
グッドラック!

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ここからは少し余談になります。
公務員(警察官)を目指す方に最も多い理由なのですが、
「人の役に立ちたい」というものがあります。
この理由は中々くせ者なんです。
なぜなら、人の役に立たない仕事なんて世の中にないからです。
「人の役に立つ=人がやって欲しい」という構図が成り立ちます。
お金を払ってまでやって欲しいことが人の役に立たないってことはほとんどないんです。
つまり、あんまり強い志望動機にはならないってことなんです。

また、公務員を目指すことにはもう1つの落とし穴があります。
それは、30歳まで選考を受けることができるということです。
これは非常に質が悪く、この条件を「社会人経験がなくても30歳まで目指すことができる」と考えるため、
結果が伴わずに、就業経験がないまま、30歳を迎えてしまうこともあるのです。
正直、未就業で30歳を迎えた場合、就職活動はほぼ絶望的となります。
それでは、20代後半で公務員になる人はいないのかと言うと、そんなことはありません。
しかし、それは一般企業で就業経験がある人材が求められているので、
未就業で30歳まで目指してもさほど良い結果は期待できません。

小さい頃から言われていたことは、実は大人になってからも本当に重要なものが多いんです。
「人の気持ちに立つ」ということは小さい頃から親やら先生やらに言われてきました。
この「人の気持ちに立つ」という考えは「人の立場になって自分を客観視してみる」ということです。
自分がやりたい、話したいことは、実は相手の立場に立ってみると、
かなり的を外しているということはよくあるんじゃないでしょうか。
公務員の話もその1つだと思います。
公務員を目指しているとそれが絶対になってしまって、諦めがつかない。
ここまで頑張ってきたんだから、見切りを付けることができず、年齢を重ねてしまう。
採用側の立場に立って考えれば、「20代後半の未経験者」よりも「20代前半の未経験者」
を欲しがっていることが見えなくなってしまうのです。

そりゃ、自分の主観だけで考えてしまうのは、仕方がないことです。
でも、たまにちょっと立ち止まって「相手の立場に立って」物事を考えてみてはどうでしょう?
意外と新しい気付きがあり、現状を変えるきっかけになるかもしれませんよ。
遅すぎることはないですが、気付くのは一日でも早い方がいいでしょう。
だって準備期間は長い方がいいじゃないですか。
それでは、夏は終わってしまいましたが、秋も頑張りましょう!

SHOTARO

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ちなみに、今回半沢さんが内定を獲得した求人はこちら。
技術者アウトソーシング大手「株式会社VSN」での未経験ITエンジニア職です。

2~3年前に経営陣が刷新し、これからのアウトソーシング業界を牽引し、
業界の悪評を改善していくという高いビジョンを持っています。
売りとしては、自社での教育体制が充実しており、未経験から採用するため、
「現場に入っても通用する人材に育てる」というコンセプトで研修を行っています。
そういえば自分も「人の役に純粋に立つ」「専門スキルを身につける」仕事がしたいなと言う方は
一度第二新卒ナビにご相談してください。

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この記事を書いた人

Shotaro Kawabata

高校時代は前髪を自分で切っていたため、常に前髪パッツンだった。ごく少数の友人にはブルースリーと慕われていた。好きな言葉は「Don't think , Feel !」。