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久しぶりのブログ更新になります。Hirokiです。
4月は2013年3月卒の既卒者の方の新規登録が非常に多くあり
毎日多くの既卒者の方とお会いすることができました。
そんな中、このような話をチラホラ聞きます。
「既卒になって不利になったので資格を取得しようと思っています。」
「簿記2級を大学時代に取得したので、経理職だけを目指します!」
もちろん、資格を取得する事は自分の価値を高める為にプラスになりますが
それがどの程度プラスになって挑戦する価値があるのか?
という点について書いていこうと思います。
資格を目指す方で一番多いケースは経理職を目指す為に簿記を取得する。
という方々が多いです。
経理職の職務経験がない方が、例えば「簿記2級」を取れば未経験から
経理職に受かる事が出来るか?というと
結論としては内定を獲得する可能性は0%ではないが、「非常に難しい」
ということが既卒者の就職市場からの現状となります。
理由としては経理職は人気が高い職種になるので、
未経験可という求人だとしても、経験者が集まる事が多くなり
企業側としても、経験が活かされやすい職種という事から
経験者が優遇されやすくなります。
では、どれくらいの資格を持っていれば未経験経理の求人で
内定が出る可能性が高くなるかというと
ざっくりですが、公認会計士試験の短答式試験の合格者
レベルの資格であれば書類選考を通過する可能性が高くなります。
※資格を持っているというわけではないですが、、、
ではどのくらい勉強すれば公認会計士試験に合格することが出来るかというと
天才の方は別ですが普通の賢い方は3年間毎日10時間くらいして
合格するかしないかというラインに到達するくらいの難易度です。
もし、大学卒業をして23才の方が公認会計士を取ろうとして
3年間資格の勉強をして資格を取れたらどうなるか?
①26才•職歴なし•公認会計士試験合格者
という状態になります。
②23才•職歴なし
①と②比べると、どちらが働くにあたって有利だと思いますか?
経理職としては働くのであれば前者の方が有利です!
しかし、経理職以外の就職活動に置いては後者の方が有利な事が多いです。
企業は未経験者を採用するのであれば
出来る限り年齢が若い人材を採用しようと考えます。
しかし、まだ3年間勉強をして公認会計士試験に合格している方はいいのですが、
もし3年間勉強をして、結果的に公認会計士に合格しなければどうでしょう?
③26才•職歴なし
一生懸命勉強をしてきた経験というのは一定の評価を受けます。
しかし②と比べるとどちらが受かる可能性が高いか?というと一目瞭然です。
他の例をあげると、法曹を目指してロースクールに2年間通い
3年間司法試験を受験したが、残念ながら合格には至らなかった。
という方とも良くお会いします。
本気で勉強をして法律の幅広い知識を持ちながらも、
未経験から法務として採用してくれる企業は非常に少ないのが
現在の既卒者の就職市場です。
そして、他の職種に目を向けたとしても、既卒になりたての方と比べられた
際には職歴がない状態で「+5年の差」は非常に大きな要素になります。
それほど資格の取得に時間を使うという事はリスクが高いことです。
一生懸命取り組んだとしても結果がでなければ報われない、
というのは非常に悲しい現実ですよね。。。
今までの失敗はこれからの頑張りで取り返す事ができますが、
一度年齢を重ねると、もう二度と戻る事はできません。
当たり前の事ですが、今この瞬間からの人生で何に時間を使うかは
しっかりと考えて行動する事が大切ですね。
では資格を目指す事は辞めた方が良いのでしょうか?
もちろん一概には言えません。
次回は資格を目指す事によってキャリアを積んで行くきっかけを
つかんだ方をご紹介しようと思います。
最後まで読んでいただきありがとう御座いました。
Hiroki
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